2024.05.30 - 2024.06.05

セブンイレブンの韓国グルメフェアでいろいろ発売されているもののひとつ。最近、セブンイレブンに行ったら必ず買っている。かに味噌しょうゆだけで十分なのに、真ん中のたらこマヨネーズにたどり着いたとき「これも入ってるのかよ。こんな贅沢していいのかよ」と毎回思う。
by grandcolline
アルコ&ピースの酒井健太と三四郎の相田周二のポッドキャスト番組。4ヶ月の休止をえての復活。深夜ラジオは閉ざされた空間とか身内ノリとか言われるが、このポッドキャストは自分の聴いているラジオの中で、良くも悪くも1番それがひどい番組だと思う。「有吉さんにDMするくらいだったら死んだほうがマシ」は声出して笑った。細々とでもいいからずっと続いてほしい。
by grandcolline

Tinder 上で日記を送り合うアカウントを作って、実際に2022年2月から10月に送った日記をまとめた本。元々、自費出版したものを再編集したもの。最近読んだ本の中では1番感情的にやられて、めちゃくちゃ好きな本になった。日記に書かれている好きな映画や本、そしてそもそもの生活圏に共通部分が多かったのが、感情移入しやすかった大きな要因の1つだったかもしれない。
本の中で書かれていた「日記が日記たらしめるものは結局日付でしかない」という言葉が面白いなと思った。自分は全く日記を書いてこない人生だったので、日記論みたいなものは全く持っていないのだが、日付があることによる刹那性というか、永遠な命題ではなく、長い人生の中のその瞬間で思ったことの記録が離散的につながっていることが、日記の素敵なところなのかもしれないなと感じた。
この Weekly Contents も、せっかく、日付ならぬ「週付」があるのだから、もっとこの瞬間の自分だから感じた感想を書くように心がけていきたい。批評・考察も好きだけれど、エッセイ・日記のような文章も好き。
たまたまこの本を買った帰りに「関心領域」を観たので、無意識で映画の半券をしおり代わりに使っていた。「花束みたいな恋をした」でなんかこんなセリフあったなぁと思い出して、絹ちゃんもあのまま歳をとってアラサーになったら、この本の作者さんみたいな生活を送っていたのかもしれないなぁと思うなどした。
by grandcolline

今、1番かっこいい UK ロックバンド(個人の感想)こと The Snuts の初単独来日ライブ。会場は、KANDA SQUARE HALL。The Snuts のライブは去年のサマソニぶり。
シンプルにロックのライブってこんなに盛り上がるんだなというのを思い出した。叫んで踊ってもみくちゃになる最高のライブだった。最後の曲の前に自然に客席から「Gloria! Gloria!」というコールが起こって、それに応えるように「Gloria」の前奏が始まって、リフの大合唱。さらにサビではみんなが叫んでいた。この曲はスタジアム級のアンセムだと思う。いつかもっとでかい場所で「Gloria」が聴ける日が来るといいなぁ。
by grandcolline
ジョナサン・グレイザーの監督・脚本作品。戦時中、アウシュビッツ収容所の隣で暮らす家族を淡々と映し出した映画。制作は「A24」。新宿バルト9で、割と遅い時間(24時過ぎに終了する回)で鑑賞。
多くの人が言っているようにこの映画の興味深いところは音だと思う。映画の出だしで長すぎるぐらいずっと、暗闇の中で「ゴーッ」という音が流れ、その後も映像とは関係なく、その音や銃声、悲鳴が聞こえる。物語の中でその音の正体が明かされるようになっており、その瞬間になんとも言えない気持ち悪い感覚になるのだ。
前述の通り遅い時間に映画を観たので、途中で後ろの席から寝息が聞こえてきた。画面に映る幸せ(?)に暮らす家族の日常とその後ろ(壁を挟んだ向こうのアウシュビッツ収容所)から漏れている音、それを映画館で見ている自分と自分の後ろから聞こえてくる寝息。正直、何がなんだかわからなくなった。ありきたりだが、関心の領域はどこまであるべきなのか、どこまであることが幸せなのか、みたいなことを考えたりした。
映画の後半に現在のアウシュビッツ収容所のシーンが挟み込まれるのが、時間という壁の存在も感じさせて、ハッとさせられた。
by grandcolline

ポッドキャスト番組「Festival Junkie Podcast」の津田昌太朗の著書「フェス旅」の出版イベント。ゲストが YouTube「てけしゅん音楽情報」の照沼健太と伏見瞬。本屋 B&B のイベントに行くのは2回目だが、家から近いので仕事終わりにサクッと行けてありがたい。
まずは、イベント直前起こった大ニュース FUJI ROCK の SZA のキャンセルのこと。出演者がアーカイブが残らない前提で話していたので多くはかけないが、これまでのキャンセルとは意味が違うのではないかという考察(これは社会情勢などを踏まえたもの)と、それの解決策として、アジア全体での音楽フェスの協力体制という視点はなるほどと思った。イベント終盤の SZA の代打予想は(出演者も酔いがまわってきていて?)結構言いたい放題で面白かった。
サマソニに関してはステージ割りが面白く、そのタイミングで一気にテンションが上がったという意見が、これは自分も確かにと思った。編集者視点というか、これも面白い視点だなぁと。
by grandcolline
Weekly Contents は毎週その週にハマったコンテンツを紹介するブログ / ニュースレター。 映画セブンでいう図書館の貸出履歴であり、Radiohead でいう Kid A となりうる概念。コンテンツの排泄場所。
毎週、水曜日の更新予定です。

浦安在住のソフトウェアエンジニア兼ラッパー。90 年式。 HIP HOP、社会学、お笑い、ラジオ、エヴァが好き。
下北沢在住のソフトウェアエンジニア。91 年生まれ。 UK ロック、映画、アイドル、お笑いなどのコンテンツが好き。

93年の起爆屋、または起爆装置