2024.08.15 - 2024.08.21

Summer Sonic 2024。最近は毎年行っているが、今年は東京の2日目だけ参戦。
見たのは、west(途中まで)→ 水曜日のカンパネラ → LOVEJOY → Creepy Nuts(途中から)→ 新しい学校のリーダーズ → めし(こたけ正義感・にゃんこスター)→ STUTS → TYLA → 羊文学(途中から)→ AURORA → サマソ二丁目(途中から)
今年もめちゃくちゃ楽しかった。それぞれのアーティストの感想を言い出したらキリがないが、TYLA の圧倒的なステージと黄色い歓声に驚かされたし、LOVEJOY はこれぞ UKロックだったし、AURORA は全ての人が幸せになる空間だったし、新しい学校のリーダーズはまさに凱旋という感じだった。IVE を観れなかったのは心残り。全く確認してなかったが、たまたまこたけ正義感のネタを観れたのは嬉しかった。
サマソニ全体で言うと、巷(というか、自分のエコーチェンバー内)では、今年の特に2日目はサマソニが新たなフェーズに入ったと言われている。邦楽やアイドルの出演がさらに増え、観客の層も変化し、「ごちゃ混ぜ」化が進んだということらしい。これは円安問題や洋楽リスナーの減少など様々な要因が複合的に作用している結果だと思うが、実際に自分の周りでも、去年まで一緒に行っていた人が今年は来なかったり、自分も邦楽アーティストを多く観たりしたので、その変化は肌で感じていたと思う。
それに対して色々な意見があると思うが、自分は結局「楽しかった」と感じたので、その感覚を大事にしたいなと思った。TYLA を今年観れたのはかなり大きかったし、それと同時に Creepy Nuts や 水曜日のカンパネラという邦楽アーティストが見れたのも満足度が高かった。自分の一番の後悔も、K-POP の IVE を観れなかったことだし、そういった意味で、自分はかなり「ごちゃ混ぜ」を楽しめたのではないかと思う。これがいい変化なのか悪い変化なのかは分からないが、自分はサマソニの変化を楽しめたし、今後も変化を楽しんでいきたいと思う。
by grandcolline
ロンドンの6人組インディーフォークバンド、Tapir! の 1st アルバム「The Pilgrim, Their God and the King of My Decrepit Mountain」。リリース自体は今年の1月にされたものだが、noteで見かけた今年の上半期ベストアルバムみたいな記事で紹介されていたことで知ってハマり、最近はずっとヘビロテをしている。
過去に EP で発売されたもの2枚とプラス1枚の3枚ディスクの構成になっているが、1つのディスクが4曲なので、全体では普通のアルバムと変わらないぐらいのボリューム感である。面白い作りだなぁと思う。
フォークソングの時代は再び来るのかなぁ・・・
by grandcolline
好きな喫煙系(?) YouTuber、 morgen の不定期でやっているラジオ「めんだこぴーすラジオ」。このラジオめちゃくちゃ面白い。
最初の方はコーナーの企画とかもしていたが、ここ数回はコーナーはなく、近況や最近ハマっていることなどを話してからリスナーからのお便りを読むというという流れになっている。本人の話も面白いし、送られてくるお便りも面白い。今回の #18 は、特にリスナーからのお便りが面白い回だった。
ひとつは、先週の wc でも書いた =LOVE の「絶対アイドル辞めないで」について。結構長く話している。前半は自分も同じこと考えているなぁと思ったが、後半はよりファン寄りの思いを話していてとても良かった。オタクが自分自身の保有している加害性を意識しながらアイドルを見続けることは、ある種の自傷行為に近いものであると感じていること。ただ、その思いを抱えながら応援していることがアイドルを救う一瞬があるかもしれないと思っていること。そういった話に「健全な推し」とはどういうことなのか、どう考えればいいか分からなくなった。あなたにとっての悪は誰かの救いになっているかもしれなくて、それを批判するのはそれ相応の覚悟を持ってしなければいけないのかもしれないなぁと思ったりした。
他にも、社会的な圧力と自己の確立についてのお便りもかなり面白かった。社会とどう折り合いをつけて生きていくのか。多かれ少なかれ誰もが抱えている問題だと思う。自分はまだマシな方だと思っているが、それでも時々考えることがある。ラジオ内では触れられないが、自分は平野啓一郎の分人主義とかを少し思い出したりした。
あと「セミが減ってる」というお便りも最高だった。ボリュームのある相談が多い中、こういったお便りがあることがこのラジオのいいところだ。
by grandcolline
Weekly Contents は毎週その週にハマったコンテンツを紹介するブログ / ニュースレター。 映画セブンでいう図書館の貸出履歴であり、Radiohead でいう Kid A となりうる概念。コンテンツの排泄場所。
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浦安在住のソフトウェアエンジニア兼ラッパー。90 年式。 HIP HOP、社会学、お笑い、ラジオ、エヴァが好き。
下北沢在住のソフトウェアエンジニア。91 年生まれ。 UK ロック、映画、アイドル、お笑いなどのコンテンツが好き。

93年の起爆屋、または起爆装置