2024.04.11 - 2024.04.17
Coachella 1週目の LE SSERAFIM のパフォーマンス。配信でリアルタイム視聴。最高だった。
スタートから鬼気迫る感じというか、このステージにかける思いが伝わってきて、配信でみてただけでも、ヴァイブスがぶち上がった。今後、LE SSERAFIM を語る上でひとつのポイントとなるライブだったんじゃないかなと思う。特に、ユンジンとチェオンの2人はすごすぎた。ユンジンがFワードぶっ込んだ時とか最高に盛り上がってた。あと、やっぱり、Perfect Night は人気が高いのも実感した。
ただ一方、厳しい批判もあるようで、生歌でのパフォーマンスに対して、音程やピッチのズレなどを指摘している声があがっていた。(特に韓国国内で多いらしい?)自分は先に書いた通り、勢いという点で本当にすごかったと思っているが、この意見も分からなくはないかなと思う。
それに対し、サクラが Weverse で「誰かの目には、未熟かもしれない。でも誰にとっても完璧な人なんていなくて、私たちが見せてきたステージの中で、最高のステージだったことは、揺るぎない事実です」というメッセージを発信している。
メッセージ自体の本来の意図とは別にしても「完璧な人なんていない」という言葉は深い意味を持つ言葉だなと感じた。同じ日に Coachella で「YOASOBI」は「誰もが目を奪われていく、君は完璧で究極のアイドル」とうたっている。この曲「アイドル」は去年、2023年のメガヒット曲であり、Coachella 文脈で言うと、2023年は「BLACKPINK」が完璧な(あえてこの表現を使う)ライブをした年でもある。こういったことから自分は、2023年は「完璧なアイドル」の集大成的な年であり、本当に完璧であることが重要なのかという問題提起がされた年だと思う。(もちろん、NewJeans はそこに一番大きい意味づけをしている)そういった意味を踏まえると、サクラの「完璧な人なんていない」発言は、2024年以降のアイドル性を形成していく上で、面白い意味を持ってほしいなどと考えたりした。
by grandcolline
加納エミリがプロデュースするアイドル「VIOLAVIE」のデビュー曲「Answer」。まず第一印象は、相変わらず加納エミリの曲は強い、本当にいい曲を作ると思った。K-POP 好きなことで有名な人がプロデュースするアイドルということで、もっと K-POP に寄せてくるのかと思ったけど、シンセベースの感じとかが、これまでの加納エミリっぽいというか、かなり自分の好きな曲調だった。
反面、この Dance Practice 動画とかを見ると、かなり K-POP を意識していると思う。この辺のバランスがめちゃくちゃ優れているなと。しっかり人気が出てくると嬉しいな。
by grandcolline
ある K-POP アイドルの熱狂的なファンだった女性監督が、推しが性加害事件を起こしたことをきっかけに、自身の「推し活」と向き合い、他のファンたちの声を取材していく、韓国のドキュメンタリー映画。自身の語りと同じ経験をした仲間たちへのインタビューで構成されている。渋谷シアター・イメージフォーラムで鑑賞。
個人的には「推し活」や「ファンダム」などと呼ばれる文化には肯定的な立場だし、今もそうなのだけれど、この映画を見ると色々と考えてしまうことはあるよなと。(この映画自体はそのような文化に否定的なわけではなく、むしろ肯定的な落とし方をしているが...)宗教が弱くなったことが、ファンダムカルチャーの急成長につながっているという指摘を見たことがあるが、(ある程度に)完全に非がない神の代わりになるには、芸能人やアイドルはあまりにも脆すぎるのかもしれないなと感じた。そこに依存することの危険性みたいなものが、描かれてる映画なのかなぁと考えたりした。
by grandcolline
イギリスのアールズタウン出身のインディーロックバンド、The K's のデビューアルバム「I Wonder If The World Knows?」。アールズタウンは、マンチェスターとリバプールの中間に位置する街だそう。
疾走感のあるロックサウンドが魅力。自分の好みにぴったりで、かっこいいと感じながら聴いていたが、9曲目の「No Place Like Home」で完全に心を掴まれた。こんなの Arctic Monkeys じゃん。その後の「Black and Blue」や「Circles」も非常に印象的だった。最近は The Snuts に夢中だったが、The K's も注目していかなければと思った。
by grandcolline
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浦安在住のソフトウェアエンジニア兼ラッパー。90 年式。 HIP HOP、社会学、お笑い、ラジオ、エヴァが好き。
下北沢在住のソフトウェアエンジニア。91 年生まれ。 UK ロック、映画、アイドル、お笑いなどのコンテンツが好き。

93年の起爆屋、または起爆装置